登録番号とは?(特許・実用新案・意匠・商標)

こんにちは。兵庫県 西宮市の弁理士・倉橋です。

 

今回は、「登録番号について簡単に解説いたします。

 

特許庁に対する手続では、様々な番号が登場します。気になった番号がございましたら、よろしければ以下のブログ記事でご確認ください。

参考:「出願の『整理番号』とは?

参考:「特許庁の「識別番号」「識別番号通知」とは?

参考:「『発送番号』とは?

参考:「『出願番号』とは?

『登録番号』とは?

「登録番号」とは、特許庁で権利化が認められた場合に付与される、7ケタの個別の番号(識別番号)のことです。

 

「登録番号」は、一つの登録案件に対して一つの番号が割り振られます。「登録番号」は、自動的に付与されるため、自分で任意の数字を指定することはできません。

 

「登録番号」は、例えば、【特許第XXXXXXX号のように、

「❶漢字2文字」+「❷7ケタの数字」で表されます。

 

なお、❶の部分は、

・特許の場合、「特許」となり、
・実用新案の場合、「実登」となり、
・意匠の場合、「意匠」となり、
・商標の場合、「商標」となります。

 

当然ですが、『登録番号』は登録に至った案件のみとなります。
「審査請求しなかった案件」や「審査の結果、登録できなかった案件」には付与されません。

 

 

『登録番号』が分かれば、公開公報の検索が容易にできます

特許や商標の設定登録がなされると、原簿に登録されて公開されます。

 

そして、検索したい登録案件の「登録番号」が分かっていれば、例えば「特許情報プラットフォーム(J-Platpat)」などで登録番号を入力するだけで容易に検索を行うことができます。

 

登録番号が分からない場合には、権利者名や出願人名、キーワードなどを使って検索を行うことになるため、多少手間がかかってしまいます。

 

 

いかがでしたでしょうか。

特許庁に対する手続では実に様々な番号が登場します。覚える必要はありませんが、一つ一つ意味があるのだということだけ、心に留めていただければ幸いです。

 

なお、特許庁に対する各種手続・知的財産に関する判断については、専門知識と経験が必要な場合もあるため、基本的には弁理士に依頼することをオススメいたします。

また、権利取得や手続に関してご不明な点や、ご質問がある方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。

 

当事務所では、商標や特許、意匠の出願手続のほか、
スタートアップや中小事業者の知財トラブルを未然に防ぐ「知財の相談窓口」として、ブランディングや(商品開発段階・商品販売後の)権利侵害などの相談も承っています。

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