【知財ニュース】自作のアクセサリーで中学生が特許取得【耳への負担が少ない装飾】
こんにちは、兵庫県 西宮市の弁理士・倉橋です。
今回はタイトルにも記載したように、中学生が自作アクセサリーについて特許を取得したというニュースについてご紹介・解説いたします。
参考記事:「Yahoo!JAPANニュース 自作のアクセサリーで特許も取得した13歳の女子中学生社長」
名古屋に住む中学1年生の娘さんの記事で、小学校6年生だった頃に会社も立ち上げられたとのこと。
参考記事を読むと分かるように、耳に負担がかからないよう、ヘアピンに既製品のチャームを組み合わせた新しい装飾品の発明です。
気になったので公報を確認したところ、当該特許は、特許第7016202号だと思われます。
《J-PlatPat特許情報プラットフォーム 特許公開公報 特許7016202号より抜粋》
発明品はヘアピンと一体となった装飾品で、正面から見るとイヤリングのように見える装飾品です。お母さんがしているピアスやイヤリングを見ていて、自分が付けるのは痛そうだと思ったので、痛くないようにするにはと考えて発明したのだそう。
自らイメージしたことを試作していく行動力が素晴らしい!
この特許明細書を読んで専門家として思ったのは、
特許発明の権利範囲がイヤリングに限らないということと、吊下げるチャーム部分も自由に変更が可能ということです。
色々なアクセサリーに事業展開しやすい権利になっています。
こういった才能あふれる人が活躍するニュースはワクワクしますね。
「ちょっとした工夫が世界を変える」。私たち弁理士も「ものづくり」や「ブランド」「ビジネス」を立ち上げる方々を応援していきたいと思います。
当所ではこれからも気になったニュースなどを紹介していきます。
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それでは!