特許審査の流れ、特許出願の手続きにかかる期間、費用などを解説

こんにちは。倉橋です。

 

ゴールデンウィークを挟んで少し間が空いてしまいましたね。今回は、特許の審査の流れ、特許出願の手続きにかかる期間や費用などについて簡単に解説したいと思います。

 

特許の審査の流れ

特許出願が行われた後、その1年6ヵ月後に出願内容が出願公開され、3年以内出願審査請求がされた場合のみ審査(方式審査+実体審査)が行われます。

出願審査請求が行われなかった場合には審査は行われません。

 

そして、審査を通過したもの(登録できない理由が無かったもの)が特許査定を受け、その後に所定の期間内に登録料を納付することで特許を受けることができますなお、特許後に特許された内容は特許公報で公開されます。

 

【参考】

・特許の場合、審査請求しない限り審査は行われません。この点で、これまで紹介した商標や意匠とは異なっています。

・「方式審査」は出願書類に方式的な不備がないかを審査するもので、「実体審査」は発明自体に特許できない理由(拒絶理由)がないかを審査するものです。

 

特許の手続きにかかる期間は?

上述したように特許出願の場合、3年以内に出願審査請求を行わなければ審査が行われません。

 

ですので、特許されるまでの期間は、
出願審査請求の手続きをいつ行うかにも依りますが、出願審査請求後 1年弱~数年以内に結果がでるのが通例と言われています(もちろん審査の経過にも依ります)。

 

・特許庁では、発明の技術分野ごとに各審査部に振り分けているため、ホットな分野(出願件数の多い分野)の場合は、審査待ちの時間がどうしても長くなってしまいます。

 

・また、特許出願では、一定要件下において「早期審査請求」などの手続きを行うことにより、通常よりも早く審査を行う制度があります。これによっても手続き期間は変化します。

 

 

特許の手続きにかかる費用は?

出願にかかる費用(2021年5月現在)

特許出願には、特許庁に納付する出願料(印紙代)14,000円 が必要です。

 

なお、特許事務所に出願書類の作成を依頼した場合は、これに特許事務所の手数料(書類作成や出願の手数料など)がかかります。

 

 

出願審査請求の費用(2021年5月現在)

特許の出願審査請求の費用は、次のとおりです。

 ・138,000円+(請求項の数 × 4,000円)

 

この式からも分かるように、出願審査請求には少なくとも15万円以上の費用がかかりますし、請求項の数が多いほど費用は高くなります。

 

 

登録の費用(2021年5月現在)

審査を通過した場合には特許査定され、所定の期間内に、以下の計算式で示す「登録料(1~3年まで)」を納付することで特許権が発生します。

 登録料 = { 2,100円+(請求項の数×200円)}× 3年分

 

特許事務所に依頼している場合には、特許事務所の手数料がかかります。また、4年目以降の登録料はどんどん高くなっていきます。

・4年目~6年目 : 毎年{ 6,400円 +(請求項の数×500円)}
・7年目~9年目 : 毎年{ 19,300円 +(請求項の数×1,500円)}
・10年目~20
年目: 毎年{ 55,400円 +(請求項の数×4,300円)}

 

なお、今回は何事もなく審査通過した出願を想定して説明しましたが、実体審査で拒絶理由が見つかった場合には、別途費用が発生する場合があることにご注意ください。

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