【2024年4月下旬】気になったニュースを紹介&解説1

こんにちは、兵庫県 西宮市の弁理士・倉橋です。

 

 

今回は少し趣きを変えて、2024年4月下旬頃のニュースで気になった記事をピックアップして、解説したいと思います。

レッドブルが時速350kmのドローンを開発。超高速の世界の撮影が可能に

タイトルにもあるように、F1マシンに追いつくための高速ドローンが爆誕したとのこと。

参考:「DRONE explore the future レッドブル、時速350kmのドローンを開発。F1レーサーも驚き

 

 

私も5・6年くらい前にオモチャのドローンを試しに購入したことはありますが、そのオモチャはせいぜい時速20kmくらいだった気がするので、あまりにも早すぎです。

動画が興味深かったので全て観てしまいました。動画を視聴して感じたのは、このドローンの飛び方が我々が知っているドローンとは違う!ということ。もはや弾丸ですね。

 

少し前はドローン関係の特許出願が非常に多かったですが、今はかなり落ち着いてきた模様。

 

「MFゴースト」という漫画・アニメでは、走行するスーパーカーをドローンが追尾するシーンがありますが、F1でも可能とは…。

参考:「アニメ『MFゴースト』公式サイト

バーチャルな映像はCGや生成AIでも作れちゃいますが、
このドローンを使えば、リアルさが求められるエクストリームスポーツや乗り物などエキサイティングな空撮が可能になりそう。

 

 

日本の先端技術を海外移転の際に、報告義務が課せられる見込み

近年、技術の発展に伴い、民間技術でも軍事転用が可能なものが多くなってきました。
そういった軍事転用可能(デュアルユース)な先端技術を海外に移転する際に、事前に報告を義務づける新たな制度が導入される見込みが生じてきました。

参考:「NHK NEWS WEB 日本の先端技術 海外移転の際に事前報告義務づけへ 経産省

 

具体的には、半導体や航空機関連技術などの分野で、海外の企業などとの共同研究や工場建設を行う際に、国に報告する必要があるとのこと。

今後どのような法制度となるか各業界で協議され、政令や省令の改正が行われる模様です。

 

 

なお、特許の世界では、一足先に今年(2024年)5月1日から「特許出願の非公開制度」の運用を開始されており、
軍事転用されそうな発明は、外国出願禁止(外国出願よりも先に日本国に出願しなければならない)が課せられています。

こちらも違反すると刑事罰の対象となっており、安全保障上の観点から技術流出を禁止する流れは、今後も加速していくと見られます。

参考:「 お知らせ・特許出願の非公開制度が導入開始へ(2024年5月1日から施行)

 

 

AirPodsProが補聴器になるかも?

2024年秋のiOS18に補聴器モードの新機能を搭載予定だとBloomberg記者が述べ、AirPodsが補聴器の代わりとなる可能性が浮上してきました。

以前から(ライブリスニング機能を使用することで)AirPodsProが補聴器の代わりになるかもという話はありましたが、実際に補聴機の機能を付ける可能性が出てきたとのこと。

 

従来のアップルウォッチや他のスマートウォッチなどもヘルスケア機能(バイタルデータの取得)は既に付いていますが、医学的なサポート機能を付加していくものと考えられます。

ワイヤレスイヤホンに翻訳機能が付いたものも登場していますし、
ウェアラブル端末は「身体機能の拡張・補助」+「ヘルスケア」という機能が顕著になっていきそうですね。この流れは今後も加速していくと予想されます。

10年後は老若男女、全ての人が常にイヤホン付けて生活しているかも!?

 

「ユニクロ」と「くら寿司」のコラボ店ができる?

ユニクロの「株式会社ファーストリテイリング」と「くら寿司株式会社」が共同で
『ユニくら』という商標を出願していることが分かりました(出願日:2024年4月11日)。

 

早速内容を確認したところ、
指定している商品・サービスは、「寿司をはじめとする食品類(弁当、ピザ、パン、お茶、餃子)など」 「飲食店などでの食品提供」等でした。

いつ頃になるかは分かりませんが、両者コラボの飲食店などをオープンする予定かもしれません。

 

 

ちなみに出願された商標は、今回のように少しすると公開されます。

出願される商標の数は非常に多いため、全てを確認することは不可能ですが、
公開された商標を調べていると、出願人がどのような商品・サービスを展開しようとしているのか何となく分かる場合があります。

 

ゲームタイトルや人気漫画のタイトルが出願されていると、私もたまに「お!?」ってなっています(笑)

 

身近なものだと、やはり気になりますね。
出願人の動向が予測できる場合があるので、皆さんも機会があれば、出願されている商標を調べてみてください。

 

 

いかがでしたでしょうか?

今後も気になったニュースをご紹介したいと思います。ご質問やご相談がある方は、お気軽にお問合せください。

それでは!

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