特許・商標・意匠などの紙の登録証がもらえなくなる?【オンライン発送書類のデジタル化の拡充】

こんにちは、兵庫県 西宮市の弁理士・倉橋です。

 

さてタイトルにも記載したように、

今回は、発送書類のデジタル化の拡充によって「特許や商標、意匠などの紙の登録書が送られてこなくなる」というお話をしたいと思います。

 

『紙の登録書」が送られてこなくなるの?

はい。基本的に、紙の登録証は送られなくなります。

勘の良い方はすでにお気づきかも知れませんが、前々からブログ記事にしている「申請手続及び発送手続のデジタル化」による影響です。

参考:「特許庁 発送手続のデジタル化について

前回記事:「オンライン手続・発送書類が拡充され、手続がより迅速化する見込みです

 

これまで、特許や意匠、商標などで登録されると、特許庁から紙の登録証が送付されてきていました。

しかし、今後はこれらの登録証が基本的にオンラインで発送されるようになるため、基本的に、紙の登録証がもらえなくなる見込みです。(流れとしては上記のとおりですが、具体的な内容は関係各所で検討中ですので、判明次第お知らせいたします)。

 

『紙の登録書」が送られてこなくなるのは、いつから?

これらのシステムリリース予定は、2024年(令和6年)3月頃とされています。

(具体的なサービス開始は法令の施行日になりますが、正確は日にちは未定です)

 

 

『紙の登録書」がほしい場合は?

オンライン化の流れには逆らえませんが、紙の登録証が欲しいという需要は結構あります。
(結構、紙もしっかりしていて縁の装飾デザインが豪華ですよね)

私のクライアント様は、「登録証を額に入れて良く見える場所に飾っておきたい」という話をされていたので、紙の登録証のニーズは割とありそうです。

 

登録証が発送書類としてオンラインで受領できるようになったら、

あくまで希望があればですが、デジタルデータと共に紙の登録証を納品するサービスを開始する予定です

 

大体はオンライン化対応することで便利になりますが、一部は紙も残って欲しい部分もあるんですね。
書籍のオンライン化も似ているような気がします。

それでは!

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